体調や病気の話題が出る場面が増えています。
働き方、収入、将来の話題と並んで語られることが多く見られます。
「体が弱いから」「無理ができないから」という前提が先に置かれます。
その前提は、判断の理由として自然に使われています。
仕事の選択では、
「できるかどうか」よりも
「許されるかどうか」が基準になりやすくなります。
医師の意見、制度の設計、周囲の事例が参照されます。
判断の言葉は、外にある条件をなぞる形で整えられていきます。
「自分で決めた」という表現が使われていても、
実際に語られているのは、
外部の基準をどう受け取ったか、という説明になっています。
体調が不安定な状態では、
変化を避ける判断が多くなります。
その際、変えない理由は外側に配置されやすくなります。
制度、専門家、一般論。
それらは判断の重さを分散させる役割を持っています。
結果として、
判断そのものは存在していますが、
どこに置かれているかは曖昧なままになります。
判断は動いていないように見えて、
位置だけが少しずつ外側へ移動している状態が続いています。
